Zaha Hadid Architectsが北京で手がける「Leeza SOHO」
⾼層階に向かって45度ひねりを加えたアトリウムを中央に配置

Zaha Hadid Architectsが中国・北京の麗沢金融商務区(Lize Financial Business District)で手がけている「Leeza SOHO」が2019年9⽉25⽇(水)にオープンする。

敷地を斜めに横切る新しい地下鉄のトンネルにまたがる構造で、タワーは1つのボリュームが両側に分割されている。その中央にあるアトリウムは、建物の全⾼に沿って194mもあり、世界で一番の高さになるという。地下では地下鉄駅と接続しており、素晴らしい公共空間を新しく都市に作り出すそうだ。

また、トンネルによって生まれたこの斜めの軸は、タワーは上に向かうにつれて、アトリウムに45度ひねりを加えることで調整されている。これは、アトリウムの⾼層階を北京の都市の基礎となる歴史ある南北/東⻄の軸に向けるためだ。

外装は、⼆重断熱構造のユニットになったガラス製カーテンウォールシステムを採用。各フロアのガラスユニットには⾓度がついていて、換気の調節も可能。必要に応じて隙間から外気を引き込めるようになっていて、各フロアで⾮常に効率的に環境の調節ができる。

このLeeza SOHOは、同事務所とデベロッパーのSOHO Chinaの4度⽬の共同開発となるもので、北京と上海では合計1500万平⽅フィート(140万㎡)もの多目的なアーバンスペースに対してLEED認証を取得しているそうだ。End