ヒルズの未来形を目指す 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」始動
トーマス・ヘザウィックや藤本壮介がデザインを担当

森ビルが30年の歳月をかけて取り組む都市再生事業が、いよいよ始動する。「虎ノ門・麻布台プロジェクト」が2019年8月5日に着工した。竣工は2023年3月末を予定している。

プロジェクトのコンセプトは、「緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 – Modern Urban Village -」。「ヒルズの未来形」を目指して、広大な中央広場を街の中心に据え、オフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設、文化施設など、多様な都市機能を高度に融合させるという。

約6,000㎡の中央広場を含む緑化面積は、約2.4haを誇る。住宅戸数約1,400戸で、メインタワーは高さ約330m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人と、そのスケールとインパクトは六本木ヒルズに匹敵するそうだ。

また、同プロジェクトでは、低層部のユニークな建築とランドスケープをトーマス・ヘザウィックが担当。3棟の超高層タワーは建築家 シーザー・ペリで知られるPCPA、商業エリアのデザインは藤本壮介が手がけ、その他にも世界中から多彩な才能が参加する。

森ビルは、アークヒルズに隣接し、六本木ヒルズと虎ノ門ヒルズの中間点に位置する同プロジェクトを推進し、既存のヒルズと連携・融合させることで、都心部に新たな文化・経済圏を創出するとともに、国際都市・東京のさらなる磁力向上に貢献したいとしている。End