2020年ドバイ国際博覧会 日本館の起工式を挙行
永山祐子建築設計とNTTファシリティーズが設計を担当

日本政府は2019年8月26日(月)、UAEで開催予定の「2020年ドバイ国際博覧会」会場内の日本館建設予定地において、ドバイ万博日本館の起工式を挙行した。

起工式には、中島明彦駐アラブ首長国連邦特命全権大使、梅澤彰馬在ドバイ日本国総領事、中村富安2020年ドバイ国際博覧会陳列区域日本政府代表、ナジーブ・アルアリ ドバイ万博公社事務局長らが出席し、鍬入れを行った。

同館は永山祐子建築設計NTTファシリティーズが設計し、大林ミドルイーストが建築工事を担当。「日本と中東とのつながり」と「持続可能性」にフォーカスしており、伝統的な中東および日本の建築、技術、文化からインスピレーションを得た日本館のデザイン、構造・内容にもこれを採用している。

ファサードはアラベスクと麻の葉文様のパターンを組み合わせたもので、日本と中東の間の長い歴史のつながりと文化の交差を表現。他者への敬意を表すものとして、日本の折形礼法から発祥した折り紙からインスピレーションを得た立体的な外観で来場者を歓迎する。

また、持続可能性に重点を置いて、バードギール(中東の伝統的な建築に見られる風を採り入れるための塔)と打ち水といった、中東と日本の伝統的な技術に触発された環境にやさしい冷却システムも用いている。End