バージニア大学の研究チームがロボット魚「Tunabot」を開発
「キハダマグロ」のスピードや動きをイメージ

世界中でさまざまなロボットが開発されるなか、米バージニア大学などの研究者は共同で、「キハダマグロ」のスピードや動きを模したロボット魚「Tunabot」を開発したと発表した。

このプロジェクトは魚の推進力について理解を深めるためのもので、将来的にはこの研究を、プロペラに代えて魚のような動きで駆動する次世代潜水艇の開発に役立てたいそうだ。そして、防衛、海洋資源の調査、インフラの検査、レクリエーションなど、さまざまな用途を見込んでいるという。

もちろん、有人の潜水艇などとして今すぐ実用化されるというわけではなく、まずは魚をはじめとする水生生物がどんなふうに動いて進んでいるのか、そのメカニズムを解明しなければならない。

そこで研究チームは、キハダマグロとサバが泳ぐ動きを正確に測定。そのデータをもとに、水中で魚のように動くだけでなく、これらの魚とほとんど同じスピードが出るくらい高速で尾びれを振動させるロボットを作り上げた。

公開されたロボット自体は10インチ(25.4cm)ほどの大きさで、尾びれしか備えていないが、実際の魚でいえば7フィート(約2.1m)ほどの大きさのものが想定。これを水槽に入れて、上部をひもで固定し、尾びれが生み出す流体の動きを測定。水槽のなかの水流が速くなると、本物のキハダマグロのように、Tunabotの尾や体もすばやい曲げ運動を行うそうだ。End