オランダのテキスタイルデザイナー Simone Post
アフリカのファブリック「ワックスプリント」をデザイン

▲Photography:Francis Kokoroko

オランダのテキスタイルデザイナー Simone Postは、テキスタイルメーカー Vlisco向けの新しいパターンデザイン「Bubble Wax VLC6238」を発表した。

このVliscoが主に製造しているのは、「ワックスプリント(wax print)」と呼ばれる、西アフリカなどでは一般的な、非常にカラフルな衣服用ファブリック。

▲Photography:Francis Kokoroko

Postによれば、「この新しいBubble Waxは、ワックスプリントにまったく新しい次元の色彩と表現をもたらすものです。これら3種類のデザインは、これまでのワックスプリントをうまく崩しながら、ホログラフィックとらせんの2つのパターンを巧みに組み込んでいます」という。

「特に、このワックスプリントのデザインのために、Vliscoはガーナの写真家 Francis Kokorokoやファッションデザイナー Atto Tettehと協力してガーナの首都アクラで素晴らしい撮影も行ってくれています」。

▲Photography:Francis Kokoroko

また、Vliscoからは、「ユニークでシャープ、そしてまったく妥協がない。新しいBubble Waxは、まったく新しい次元の色彩と表現によるワックスプリントとなりました。この作品は、不規則で有機的なバブルをデザインに作り出す当社独自のワックスプリント製造技術の高さを示すものでもあります」とコメントを寄せている。

アフリカにインスピレーションを受け、インドネシアの伝統的な布製品「バティック(batik)」の製造技術を応用し、オランダでデザイン・製造されたVliscoの遺産とデザインシグネチャーは、美と産業の職人技から生まれた多文化のるつぼだと言えるだろう。End