▲本展メインビジュアル

福岡市天神の三菱地所アルティアムでは、「氷室友里のテキスタイル展 TEXTILE PLAY GROUND」が、2019年11月16日（土）から12月15日（日）まで開催される。

遊び心あふれる作品を数多く手がけ、オリジナルブランド YURI HIMUROを展開するほか、空間演出や企業へのデザイン提供などを展開するテキスタイルデザイナー 氷室友里。

▲《ONDO》2016

二重構造になった布にハサミを入れると、下から異なる色の布と物語を想像させる柄が現れる「SNIP SNAP」、見る方向によって布の絵柄が変化する「motion-textile」、リバーシブル構造に着想を得た「ONDO」や「BLOOM collection」など、テキスタイルの枠を拡張する作品を制作してきた。

同展では、未発表の新作を含むテキスタイルのほか、実験資料など制作プロセスも公開。氷室友里が提案する「TEXTILE PLAY GROUND（布の遊び場）」で、新しいテキスタイルの魅力を披露する。また、期間中は同氏によるワークショップやギャラリーツアーも開催する。

氷室の取り組みに共通していることは、人と布の関係性に楽しさや驚きをもたらすこと。身近な素材や行為、また自身が体験した風景など、日常の物事を発想の種にしてテキスタイルに展開した作品が楽しめるだろう。