ワントゥーテンと乃村工藝社が空間にある感情を可視化
デジタル表現でビジュアライズするプロトタイプ「emograf」

近未来クリエイティブ集団「1→10(ワントゥーテン)」は、空間プロデュースを提供する乃村工藝社とともに、機械学習モジュールを搭載したカメラでリアルタイムに表情を取得し、デジタル表現によってビジュアライズするデバイスのプロトタイプ「emograf(エモグラフ)」を制作した。これは、人の表情を解析し、その場の空気の盛り上がり感など、空間にある感情の可視化を試みるプロジェクトだ。

1→10は今回、表情情報取得デバイスの設計・制作、表情取得システムの構築を担当した。

Emografは、その場にいる人の表情をカメラにて取得し、感情の変化(現在は笑顔判定のみ)を数値としてデータ化する。そのデータから、感情をリアルタイムで映像の色彩や動きとして表現し、空間を鮮やかに演出したり、いつ、どこに、どのような人がいたのか、などのログを残すことが可能だ。

なお、2019年10月18日(金)から10月27日(日)まで開催の「DESIGNART TOKYO 2019」では、emografを使って、笑顔をトリガーとする、光・水・影が融合したデジタルインスタレーション作品「Smile mixer(スマイル ミキサー)」を東京・神宮前のdotcom space Tokyoにて展示する。End

DESIGNART TOKYO2019
「New Communication Lab」

会期
2019年10月18日(金)~10月27日(日)
会場
dotcom space Tokyo
詳細
https://www.1-10.com/