アシックスは、ランニングシューズ〈METARIDE™ AMU〉を、全世界2020足限定で2019年12月20日（金）より発売する。

同シューズは、建築家 隈研吾とのコラボレーションによって誕生。「エネルギー消費を抑え、より長く走る」というアシックス独自の発想から2019年にリリースした〈METARIDE™〉をベースに開発された。

ニット素材を用いたモノソック構造を覆うアッパー部は、同氏のアイデアから日本の伝統的な竹を編む技法〈やたら編み〉をヒントにした。複雑に交差したライン材の位置や形状は、ランニング時の足をやわらかくしっかりとホールド。

つま先に向かって反り上がった特徴的なソール部は、ふたつの異なるフォーム材を使用。クッション性と耐久性という相反する機能を両立させ、安定感のあるスムーズな足運びを可能にしている。また、木材を原料とするセルロースナノファイバーを用いたミッドソール材〈FLYTEFOAM〉をあえて無着色にすることで、素材本来の色を活かした。

同氏は、「もともとスニーカーに興味をもっていました。というのも、僕の建築において人間と大地がどう繋がるかが大きなテーマのひとつだからです。僕にとっては、建築によって人が大地から切り離されることに違和感があり、人は大地とつながることで安らぎを覚えるものであると考えています」とコメント。

▲Photos： MASARU FURUYA

アシックスと隈の新たなチャレンジから、ランニングを楽しむための多彩な要素が調和し、オーガニックなフォルムとなった、人と大地をつなぐ先進的なランニングシューズが生まれた。