ピニンファリーナとRossinaviによるコラボレーション
スーパーヨット「Super Sport 65」が公開

米フロリダで開催されたボートショー「Fort Lauderdale International Boat Show」において、デザイン会社 ピニンファリーナとイタリアの造船会社 Rossinaviが共同で新しいコンセプトスーパーヨット「Super Sport 65」を公開した。

高性能のスポーツカーからインスピレーションを得たヨットで、ピニンファリーナを象徴するスタイルである流動性を採用。両社が2017年に発表したスーパーヨット「Aurea」を暗示させるデザインで、一本のラインで船尾へ流れており、驚くほど魅惑的でスポーティな外観となった。

船体はアルミニウム製で、全長65.50m、船幅は最大で11m、喫水2.20mだが、湾や港へもスムーズに入ることができる。広いオープンスペースが特徴的で、船長・乗組員用にキャビンが7室あるほか、12名のゲスト用にキャビン6室を完備。

アッパーデッキはピニンファリーナが手がけたグランツーリスモの名車のデザインや広さを参考にし、一方で、ラウンジエリアを複数備えた大きな屋外エンターテイメントスペースも確保する。さまざまなデッキのほか両端にはジャグジーを配置するなど、すべてがビスポークだ。

メイン階段の波打つようなデザインは、自動車のエアインテークをイメージしており、床から天窓まで有機的に溶け込んでいる。ゲストは船尾のバスタブとカスタムメイドの広々としたソファで、海上の荘厳な宝石のようなこのヨットを満喫することができる。End