Zaha Hadid Architectsが「Southbank Tower」のロビーを改装
花弁の有機的な形態から着想を得たデザイン

イギリス・ロンドンにある共同住宅「Southbank Tower」のロビーの改装をZaha Hadid Architects(ZHA)が手がけた。このビルは、1972年にRichard Seifert(リチャード・セイファート)により30階建てのオフィスビルとして完成し、2015年にはKPFが、2または3部屋の寝室がある住居を組み込んだ41階建ての多目的タワーへと改築した。

ZHAは今回、タワーの新たな利用者向けに中二階とエレベーターを設置し、ロビーにはコンシェルジュ・デスクと照明システムを取り入れた。

今回の改装では、花弁の有機的な形態から着想を得たデザインがロビーの照明を隠す役割を果たしている。

流れるような曲線は1階のコンシェルジェから始まり、花が開いたように膨らんだ中2階には、住人とゲスト向けにもうひとつのラウンジが出現。

ガラス繊維強化石膏製の彫刻的な花弁と大理石のカウンターは、3Dデジタルファブリケーションにより精密な制作が行われた。

この200平米のロビーは2020年初頭に着工し、同年の夏には完成する予定だ。End