パナソニックとコーセーが実証実験を開始
パーソナライズ提案へ「Snow Beauty Mirror」を活用

▲Snow Beauty Mirror(肌5項目の肌測定結果表示)

パナソニックは、2019年12月17日(火)にオープンする東京・銀座の体験型新コンセプトストア「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」に、同社が開発している「Snow Beauty Mirror(スノービューティーミラー)」を導入し、コーセーと共同で実証実験を開始する。

現在、生活者の価値観やライフスタイルの多様化にともない、化粧品に求めるニーズは百人百様だが、インターネットやSNSの普及などにより情報があふれ、自分にあった化粧品選びがかえって難しい場合もあるという。

▲「Maison KOSÉ」外観イメージ

そんな悩みの解決を目指すのが同装置。まず「肌分析機能」では、鏡の前に座るだけでその人の肌状態を分析し、瞬時に数値化し表示してくれる。鏡のなかに埋め込まれた非接触センサーが肌表面と表面下の状態を検出し、医療機器なみの精度で目では見えない隠れたシミまでも見つけ出す。

▲Snow Beauty Mirror(シミ測定)

▲理想顔システム

▲理想顔システム

さらに「理想顔システム」は、コーセーと明治大学が共同開発した遺伝的アルゴリズムにパナソニックの画像処理技術を掛け合わせて、顔の画像から顧客の心の中にあるなりたい「理想顔」を見える化する。これにより、最適なファンデーションの色味や質感、使用方法の提案につなげたいとしている。

▲メイクアップシート

▲メイクアップシート貼り付け前(左)と貼り付け後

また、パナソニックは、同装置で分析した肌色測色結果にあわせ、独自の印刷技術で顧客各自の肌に合わせた色味を印刷した超極薄の「メイクアップシート」を開発中。貼るだけで、気になる頬部位・こめかみ部位をカバーできるようになるそうだ。End