ウィキメディア財団がスノヘッタと共同で
新しいビジュアル・アイデンティティを作成へ

「ウィキペディア」を運営する非営利団体 ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)は、ノルウェーの建築設計事務所 スノヘッタ(Snøhetta)と共同で、新しいビジュアル・アイデンティティを作成すると発表した。

「知識を解放する」という同財団の国際的なコミットメントをサポートするブランド・アイデンティティを構築することが目標だ。そのプロセスは、ブランディングの特設サイトにて公開される。

実際、「ウィキペディア」は知っていても、「ウィキメディア」について知る人は少ないかもしれない。そこで同財団では、誰もが知る「ウィキペディア」の名称を中心に据えることで、組織やプロジェクト、目的を「身近な距離で」人々に語り、誰でも知識にアクセスできる運動をさらに進めていきたいとしている。

また、スノヘッタはこれまで、ノルウェーの新紙幣デザインや国立公園のヴィジュアル・アイデンティティを手がけ、知識という点ではエジプトのアレクサンドリア図書館の設計に携わった経験もあり、今回のリブランディングを共同で手がけることになった。

まず、2020年前半を通じてデザインプロセスを進めるそうで、スノヘッタが直接ないしオンラインで同財団のメンバーと協議し、知見を集めてコンセプトを構築。図案や提案は随時特設サイトにアップされるそうで、2020年後半には新しいアイデンティティが登場する見通しだ。End