隈研吾監修による京都の新複合施設「新風館」が4月にオープン
エースホテル京都が館内に日本初出店

▲「新風館」 外観(烏丸通側エントランス)
提供:隈研吾建築都市設計事務所

NTT都市開発は、京都市中京区で開発を進める複合施設「新風館」が2020年4月16日(木)にグランドオープンすると発表した。

新風館は、歴史的建築物である旧京都中央電話局を一部保存・改修した複合施設で、これまで京都市民に親しまれてきたが、このたび施設名称の「新風館」と「『伝統』と『革新』の融合」という従来のコンセプトを承継してリニューアルオープンする。

▲Photograph by Stephen Kent Johnson

建築デザイン監修は、隈研吾建築都市設計事務所が担当。ホテルやミニシアター、関西初出店や新業態の店舗を含む商業ゾーンで構成され、旅行者や地域住民の交流拠点として京都の地に新風を吹き込み、まちに一層の賑わいをもたらすことを目指している。

また、館内にオープンするエースホテル京都は、豊富な自然と芸術、絶え間なく進化し続ける文化、洗練された職人技術と、深遠な歴史を持つ京都を尊ぶ場となるように、「East meets West」というコンセプトのもとに内装をデザイン。

染色工芸家の柚木沙弥郎らさまざまなアーティストによるオリジナルアート、丁寧に植栽された空中庭園など、館内は土地の文化や伝統への敬意を込めた、日本の意匠と西洋のテイストを融合させた空間になっている。

総客室数213室の客室は9タイプを用意し、各客室には、エースホテルの重要な要素である「音楽」を象徴するターンテーブルやギターのほか、オリジナル家具やアートを設置。ホテル内のアメニティはトータルビューティーカンパニー「uka(ウカ)」が担当している。End