書いた字が浮いてきれいに見える市松罫の
和紙ノート「UKIE」がパリで正式販売開始

▲和紙ノート「UKIE」

伝統工芸の魅力創生オンラインサロン「企画屋かざあな」は、水上製本所と共に制作してきた和紙ノート「UKIE」を、2019年末よりパリの店舗 COOL JAPANにおいて試験販売を実施してきたが、2020年2月20日(木)よりパリにて正式販売を開始した。

同製品は、和紙に市松模様を透かしたカタチで入れた市松罫(商標登録申請中)の目盛りで、書いた字や絵が浮き上がるようにきれいに見えるノート。市松罫は書いた字や絵を邪魔しない目盛りで、思いついたアイディアや企画を感性的に使えるようにという想いから制作したという。

▲見開きにした状態でも段差ができない水上製本所の製本方法

ヨーロッパでも市松模様=チェック模様は、モノやデザインを正確に確認するために、モノの下に置くチェッカーボードとして使われている。

和紙は保存性が高く、感性を刺激するような書き心地を与え、今回本文に使用している鳥取県の和紙は、とくに万年筆と相性がよいそうで、見開きにした状態でも段差ができない水上製本所の製本方法(特許出願中)で作製。

▲市松罫

▲書いた字や絵が浮き上がる市松罫

表紙・裏表紙は、埼玉県比企郡小川町で手漉きされた和紙で、乾燥の際に板を使うことで木目が残った畳紙(タトウ紙)を採用し、ソフトな風合いに仕上げた。和紙ノートの役割としている感性に響くナチュラル感を大切にしているそうだ。End