アクアムの「空気から水をつくる」空気製水機
指定避難所に国内初導入

空気中の水分を吸着して濾過させることにより、空気から水をつくる「空気製水機」を企画・販売しているアクアムは、「避難所における飲料水の確保」をテーマに、中型製水機「AQ200」を高知県中土佐町の久礼小学校(指定避難所)に設置することが決まった。指定避難所への空気製水機の導入は国内初だ。

アクアムの空気製水機は、その名の通り「空気から水をつくる」機械。電気さえあれば飲料水を得ることができるため、日常時の活用はもちろん、災害対策機器としての有用性も兼ね備えている。

さらに、太陽光パネル等の発電システムや蓄電池を組み合わせることで、停電・断水時にも飲料水を確保できる。

今回、指定避難所である高知県中土佐町立久礼小学校に設置される空気製水機 AQ200は、除湿・空気清浄を行いながら、1日平均で200リットル、最大300リットルの飲料水を製水する。

災害時に必要な飲料水は、一人あたり1日3リットルと言われているため、66人から最大100人分をまかなうことが可能だ。

アクアムは、2020年3月17日(火)にレジリエンスジャパン推進協議会による「第6回ジャパン・レジリエンス・アワード2020(強靱化大賞)」において、空気から水をつくる技術とその取り組みが評価され、最優秀賞を受賞している。End