羽田空港のショッピングバッグに「Bio LIMEX Bag」採用
石灰石と植物由来樹脂の使用でアップサイクルも可能に

石灰石を主原料とし、紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBMは、日本空港ビルデングが運営する羽田空港内の店舗で使用するショッピングバッグに、石灰石と植物由来樹脂を使用した「Bio LIMEX Bag」が採用されたと発表した。

Bio LIMEX Bagは、従来のプラスチック製の袋と比較して石油由来プラスチックの使用量やCO2の排出量を大幅に削減できる高い環境性能を有している。国内空港では初めての導入となり、2020年3月29日より羽田空港および同社が運営する成田空港内の一部店舗で使用を開始し、2020年6月末までに直営店全店で導入する予定。

また、使用済みのLIMEX製品は、プラスチック代替製品の原料となるLIMEXペレットへと高効率に生まれ変わらせることが可能なため、既存のリサイクルに対してより環境負荷を低減したアップサイクルできるという。

Bio LIMEX Bagは、G20の大阪サミットの運営品に採用され、またソフトバンクショップや森美術館ミュージアムショップ、自治体のイベント時の袋として導入が進んでいるそうだ。End