部屋をインタラクティブサーフェスに変身!
MITによる機能性インキを使った「SprayableTech」を発表

▲Photo: Jason Dorfman/MIT CSAIL

これまで何十年もの間、研究者たちは、デジタルなユーザーインターフェイスが物理的な環境とシームレスに融合し、区別できなくなるような世界を想像してきた。しかし、センサーやディスプレイとなるものを私たちの形ある世界に統合するのは難しく、デバイス自体もかなり小さいものにしなければならない。

そこで、マサチューセッツ工科大学のコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究グループは、ユーザーが部屋の一部をセンサーやディスプレイによるインタラクティブサーフェスにできるシステム、「SprayableTech」を考案した。

このシステムでは、電気的機能をもつ「機能性インキ」と呼ばれるものをエアブラシで塗布するそうで、テレビを制御するセンサー内蔵のインタラクティブなソファや、壁を触って照明や温度が調整できるセンサーなど、さまざまなディスプレイが実現できるという。

また、3Dエディターでパターンをあらかじめデザインし、ステンシルシートを作ってエアブラシで色を塗れば、インタラクティブなアート作品ができあがるのだ。

実験では、音楽が楽しめるコンクリート柱のインターフェイス、テレビと接続したインタラクティブなソファ、調光できる壁ディスプレイ、地下鉄の駅や観光スポットの音声情報を提供するタッチディスプレイ内蔵の街路標識といったものにチャレンジ。

エアブラシとステンシルシートがあれば、どんなサイズのインタラクティブサーフェスができあがるので、無限のデザインが可能となります。End