PCR検査効率を最大限に高めた
「ボックス型検査システム」と「移動式PCR検査所」が開発

▲「ボックス型検査システム」イメージ

TSP太陽は、新型コロナウイルスのPCR検査実施で医療従事者や被検者の感染リスクを最小限に抑え、かつ検査効率を最大限に高めた「ボックス型検査システム」と「移動式PCR検査所」を開発したことを発表した。

「ボックス型検査システム」は、被験者がボックス内に入り、医師が透明パネル越しに専用の手袋を使って検査を行なえる設計。くしゃみなどでの飛沫の暴露による感染リスクから周囲を守ることができる。

▲「ボックス型検査システム」全体図

▲「ボックス型検査システム」内部写真

医師は複数のボックスを交互に活用し、連続的に検査作業が可能。検査と並行した消毒作業ができ、オプションの陰圧フィルターシステムも追加できる。1ヶ所で1日あたり100~200件の検査が実施できるとしている。

▲「移動式PCR検査所」イメージ

一方、「移動式PCR検査所」は車両一体型で、トラックに積載したコンテナ内にPCR検査機能を持たせたもの。被検者は後方の開扉部から透明パネル越しにPCR検査を受けることができる。

▲「移動型PCR検査所」平面・立面図

医療従事者は透明パネル越しに検体採取を行なうので、被検者の飛沫の暴露などによる感染リスクから保護されている。検査ごとに防護服の交換をせずに済み、検査できる医療施設が近隣にない場所でも車両ごと移動して検査対応ができるようになるそうだ。End