伊フェラーリの両ミュージアムが再開
独自の「バック・オン・トラック」など感染予防策を導入

▲フェラーリ・ミュージアム

イタリア・マラネッロのフェラーリ・ミュージアムとモデナのムゼオ・エンツォ・フェラーリは、新型コロナウイルス感染拡大のため、エミリア・ロマーニャ州の衛生上の非常事態宣言に従い、2020年2月24日から閉館していたが、イタリア政府の法令に基づき5月18日(月)に一般公開を再開した。

来館者とスタッフの健康を守るため、新たに一連の対策を講じ、「Ferrari at 24 Heures du Mans」、「Hypercars」、「Grand Tour」 といった展示をすべて楽しめるようになった。

両ミュージアムでは、最近のイタリアの省令で骨子が示された対策に加えて、フェラーリの「バック・オン・トラック」プログラムもヒントに、施設に合わせて考案されたさらなる予防策を導入。

▲ムゼオ・エンツォ・フェラーリ

入口では、サーマルスキャナーで来館者全員の検温を実施。体温が正常の範囲外の人は、来館日を変更することができる。マスクの着用は6歳未満の子どもを除いて必須とし、マスクを持っていない場合はミュージアムが無料で提供する。また、ソーシャルディスタンス向けに、床に水平のマークを表示した。

来館者の人数は、現在認められている範囲内に抑えるため、ミュージアムのサイトにあるオンラインのチケットオフィスにて、来館時間を指定してチケットを購入することが可能だ。

また、最前線で働く医療スタッフにさらなる感謝を示すため、医療従事者は 2020年末まで両ミュージアムへの入場を無料とするそうだ。End