住宅プロデュースLDKとDAYTONA HOUSEの共同開発
間仕切りや壁面収納となるパネル「X-FRAME」

人生の創意工夫をテーマにした月刊誌「デイトナ」と、数多くの設計&建築を手がけてきたLDKのコラボにより誕生した「DAYTONA HOUSE×LDK」は、独自の軽量鉄骨建築システム「LGS」をリノベーション用にカスタマイズした鋼鉄製パネル「X-FRAME」の販売を開始した。

従来の中古マンションリノベーションでは、既存の壁面プラスターボードをはがして躯体のRC壁面を露出させ、床には無垢材風のフローリングを新装する手法が多用されてきたという。とはいえ、「RC壁面あらわし」は、新築時のGLボンドが残ってしまうので、壁面を白に塗装するしかなく、内装デザインは画一的なワンパターンに陥る傾向があったそうだ。

そこで、同ブランドは「X-FRAME」を開発。焼き付け塗装を施すことで、マットな鉄の素材感を最大限に表現した風合いに仕上げ、木材や植栽と組み合わせることで、ハードさの中に不思議な落ち着きをもたらしてくれる。

ダブルのブレース(筋交い)をデザインの基調とし、サイズは1.0m×1.9mとエレベーターに入る寸法を基準に設定。また、中央部の2本の縦胴縁にオリジナルの棚システム「FASブラケット」を装着することで、自分好みの空間を演出することも可能だ。

壁面に沿わせて設置したり、間仕切りとして空間を分節したりと、使い方は自由自在。カラーはブラックとホワイトで、年月を経たありきたりな空間に、飽きのこないクールさとハードさをプラスする画期的なアイテムとなっている。End

▲「X-FRAME」

▲棚システム「FASブラケット」