オンリーワンの器を製作する「ろくろ舎」
移動式工房「ろくろ車」で全国を巡るプロジェクトを実施

クラウドファンディングサイト MOTION GALLERYは、その人だけのお椀をつくる福井県鯖江市発の「ろくろ舎」が移動式工房で全国を巡るプロジェクトを2020年5月25日(月)より開始している。

このプロジェクトは、漆器のベースとなる形を削り出す「丸物木地師」として活動してきたろくろ舎代表・酒井義夫氏が、顧客の元に出向き、細かな要望にもその場で応えるように、移動式工房「ろくろ車」を製作するもの。

そのアイデアは4年ほど前から温めていたそうだが、COVID-19の感染拡大により製作を決意。オンラインだけでは人間は生きてはいけない、必ず来る激しいリアルに対しての渇望に備えておきたいとの想いから、あえてこのタイミングでろくろを車に積み込み、行脚に出ることにしたという。

プロジェクトが成功すれば、これまで会場に来ることができなかった人や、これまで以上にオンリーワンな器を求める人々の希望も実現可能になり、また直接現地に行くことで、より職人を身近に感じてもらえるのではないかと考えているそうだ。

リターンとしては、ろくろ車で現地までその人だけのお椀を作りに伺うものや、1日体験(木地挽き、漆塗り)、商品開発、産地アテンド、ものづくり進路相談など、ユニークなものを14種揃えている。End