メディアアーティストJeff Liebermanが手がけた「Slow Dance」
日常がスローモーションに見える作品

MIT出身のアーティスト Jeff Liebermanが手がけた「Slow Dance」は、私たちの身の回りにあるささやかなモノをスローモーションで動く彫刻作品に変えるフォトフレームである。

Slow Danceは、同氏が手がけるブランド「Wonder Machines」のプロダクト第1弾。実際に風が吹いているわけではなく、人間の錯覚を利用したものだそうで、フォトフレームに草花や鳥の羽を入れると、それらがゆらゆらと動いているように見えるのだ。

仕組みとしては、1秒間に80回点滅する高速のストロボライトを使用。光がつねにあたっているように見えるが、人間の目には見えないほどの速さで点滅しているのである。

さらに、オブジェクトには高速振動を与え、このストロボと同期させることで、スローモーションで動いているかのような錯視が出現。ちなみに、明るさやスローモーションのはやさも調節できるそうだ。

Liebermanによれば、テクノロジーやサイエンス、アートが融合したプロダクトだという。自然の神秘や美しさ、不思議さを感じることができ、心を鎮め、ストレスを和らげることができるとしている。

公式サイトでは、ダークパイン・ブラック・ライトパインの3タイプのフレームを用意。日本国内でもAmazonで購入できるようだ。End