ミズノから伝統と技術が邂逅する次世代の雪駄が登場
カーボン繊維強化プラスチックを採用

ミズノは、カーボン繊維強化プラスチックを採用した、伝統と技術が邂逅する次世代の雪駄「SETTA C/6」の販売を2020年6月5日(金)に開始した。価格は16,000円(税別)。

カーボン繊維に柔らかくなったプラスチックを染みこませて固めたカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)は、軽量かつ高強度という特長から、さまざまな分野において金属の代替素材として使用されている。

同社のスニーカーシーンでは、KAZOKUプロジェクトの始動により、ミズノの技術を駆使してアスリートの足元を支えるモデルが登場。

さらに、新たなアプローチとして、日本古来の履物である雪駄に着目。形状は原型を留めながらも、最新の技術によって履き心地を大きく向上させたモデル「SETTA C/6」を開発した。

同モデルは、雪駄のインソール内部にCFRPを採用。つま先部が高く、中足部を下げたアーチ形状を成型し、独特の転がり感と弾性のある履き心地を実現している。

フットベット部分は涼しげな麻調織物、ミッドソール部分には低反発発泡ウレタンを使用。鼻緒の先端である先緒(さっきょ)にはポリエステル起毛PU加工を施し、肌触りが良く、痛みが出にくい工夫を施した。

コルク材を使用したアウトソールには、共同開発の証として雪駄ブランド「大和工房」とミズノのロゴを配置。日本独自の伝統と技術が邂逅するミズノならではの意欲作となっている。End