バウハウスの誕生から100年目を迎える
東京ステーションギャラリーで「開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―」が開催

▲ヴァルター・グロピウス《バウハウス・デッサウ校舎》
1925-26年、撮影:柳川智之(2015年)

1919年、ドイツの古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより開校した造形学校「バウハウス」が、2019年にその誕生から100年目を迎えた。東京ステーションギャラリーでは、2020年7月17日(金)から9月6日(日)まで、「開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―」展を開催する。

ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖されるまで、わずか14年という短い活動期間だったが、実験精神に満ち溢れたこの学校は、造形教育に革新をもたらし、今日にいたるまでアートとデザインに大きな影響を及ぼしている。

▲《1922年のバウハウスの教育カリキュラム図(「学校便覧」より) 》
1922年

同展では、バウハウスの基礎教育を中心に各教師の授業内容を紹介するとともに、その一端を体験することができる。さらに、そこから発展した様々な工房(金属、陶器、織物、家具、印刷・広告、舞台など)での成果や資料など約300点を展示。

▲フリッツ・シュライバー《学⽣たち(アトリエのバルコニー)》
1932年頃、ミサワホーム株式会社

また、日本からバウハウスに留学した水谷武彦、山脇巌、山脇道子、大野玉枝の4名による作品と資料を一堂に集めて紹介する初めての機会となる。End

開校100年 きたれ、バウハウス
―造形教育の基礎―

会期
2020年7月17日(金)~9月6日(日)10:00~18:00
(金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
月曜日休館(8月10日、8月31日は開館)
詳細
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202006_bauhaus.html

▲フランツ・ジィンガー《男性の裸⾝(イッテンの授業にて)》
1919年、ミサワホーム株式会社

▲パウル・クレー《バウハウス叢書2『教育スケッチブック』》
1925年、ミサワホーム株式会社

▲オットー・リンディッヒ《ココアポット》
1923年、宇都宮美術館

▲ヨースト・シュミット《1923年の「バウハウス展」のポスター》
1923年、ミサワホーム株式会社

▲マルセル・ブロイヤー《ネスト・テーブルB9-B9c》
1929年、東京国⽴近代美術館