IKEAによるイノベーションラボ「SPACE10」が自宅でのテクノロジーの
あり方を考えるプロジェクト「Everyday Experiments」公開

イケアが展開するデンマーク・コペンハーゲンのイノベーションラボ「SPACE10」は、新しいプロジェクト「Everyday Experiments」を公開している。自宅でのテクノロジーのあり方を考える実験的なデジタルプロジェクトで、日々の暮らしをいっそう豊かなものにする取り組みだそうだ。

今回は、イケアとSPACE10の呼びかけに応じて、多数のデザインスタジオやデザイナーが参加。ブラインドを開けたり、ランプを選択したり、家具をアレンジしたり、新しいソファを探したり、といった日常生活のよくある作業をより簡単に、より速く、より楽しく、よりサスティナブルにしようと、18種類のユニークな提案がプロジェクトサイトで公開されている。

たとえば、セキュリティシステムとしては、屋外の大気汚染レベルを照明の電球が警告してくれる「Home Applications」や、大切な資料や子どもの顔を守れるようにARで隠したいところが選択できる「Private Collection」といったものがある。

▲「Private Collection」

▲「Spatial Instruments

また、ARの象が膨らんで部屋の広さを楽しく測ってくれる「Extreme Measures」や、家具を顔や性格をもったキャラクターに変えてくれる「Hidden Characters」といった、遊び心のあるアプリも考えている。

▲「Extreme Measures」

私たちの生活様式は、この数ヶ月で大きく大きく変化した。「我が家」はもはや料理をしたり、リラックスしたり、寝起きをするだけの場所でなく、お年寄りから子どもまで多くの人を巻き込む仕事と遊びのためのスペースとなったのだ。

▲「Fort Builder

この「Everyday Experiments」は、さまざまな年代の人々がともに自宅で使えるもので、親しみがあって誰かの邪魔にならず、すてきで直感的なものばかりである。他にも使用価値と楽しさを同時に満たす取り組みがたくさんあるので、ぜひチェックしてみよう。End

▲「Techno Carpenter