チームラボ、恒例の森の中のアート展「チームラボ かみさまがすまう森」
今年も佐賀・御船山楽園で開催

チームラボが毎年行う森の中のアート展「チームラボ かみさまがすまう森」が、2020年夏も御船山楽園(佐賀・武雄温泉)で開催されることになった。チームラボにとってライフワークである御船山楽園での展覧会は、今年で6年目となり、毎年夏から秋にかけて行われる同アート展では、22の作品群を展示する。

1845年(江戸後期)に50万平米にも及ぶ敷地に創られた御船山楽園は、国登録記念物の名勝地。今年もその大庭園が、「自然が自然のままアートになる」プロジェクトの作品群と人々の存在によって、変容し続ける空間になる。

チームラボは、「Digitized Nature」というプロジェクトを行っている。非物質的であるデジタルテクノロジーによって「自然が自然のままアートになる」というプロジェクトだ。

自分の時間を超越した長い時を持つ森や庭そのものの形をそのまま使い、作品群にすることで、時間の連続性に対する認知の境界を越えて、長い長い生命の連続性の上に自分の存在があることを感じる場を創ることができるのではないかと考えたそうだ。

同展は、御船山楽園の圧倒的に長い年月をかけて形作られた巨石や洞窟、森に「長い生命の連続性」を表現し、現代においてもこの場所に意味を積み重ねようという試みなのだ。 End

▲小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and Boats – Mifuneyama Rakuen Pond
teamLab, 2015, Interactive Digitized Nature, 13min 24sec, Sound: Hideaki Takahashi

▲増殖する生命の巨石 / Ever Blossoming Life Rock
teamLab, 2017, Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi

▲かみさまの御前なる岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Sacred Rock
teamLab, 2017, Digitized Nature

▲生命は連続する光 – ツツジ谷 / Life is Continuous Light – Azalea Valley
teamLab, 2017, Interactive Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi

▲浮遊する呼応するランプ – ワンストローク、Fire / Floating Resonating Lamps – One Stroke, Fire
teamLab, 2019, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

チームラボ かみさまがすまう森

会期
2020年7月~11月8日(日)(予定)
会場
御船山楽園
詳細
https://www.teamlab.art/jp/e/mifuneyamarakuen/