近畿大学発の養殖魚専門料理店が東京にオープン
大学の研究成果を社会に還元、「実学教育」を実践

▲「近畿大学水産研究所 はなれ」店舗イメージ

近畿大学と同大学発のベンチャー企業「アーマリン近大」は、3店舗目となる養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所 はなれ」を、東京駅の新たなエキナカ商業施設「グランスタ東京」に出店。2020年8月3日(月)のグランスタ東京の開業に合わせ、同店も同日にオープンすることになった。

同店は大阪と銀座の既存店とは異なり、近畿大学が稚魚まで育て、その後各地の業者が育成した養殖魚「近大生まれの魚」を中心に提供。また、国際基準の水産エコラベル認証制度「SCSA認証」によって、持続可能で環境に配慮して生産された養殖魚であると証明されたものを積極的に取り扱うそうだ。

近畿大学の養殖魚専門料理店は、大学の研究成果を社会に還元することを目的として運営されており、同大学の建学の精神である「実学教育」を実践する場所としても活用されている。

今回オープンする3号店でも、学生の書作品を店内インテリアに取り入れたり、学生が開発に係わったメニューを提供したり、学生の成果を発信する取り組みを実施。

▲近畿大学生による「海を耕す」の書作品をデザインした水墨画

日本の中心であり全世界の人々が集まる東京駅で、近畿大学の研究力と養殖魚の魅力を世界に向けて発信するとしている。End