島精機製作所、ファッション業界のデジタル化を推進
3Dバーチャルサンプリングを活用したシステムを発表

島精機製作所は、3Dデザインシステム「SDS-ONE APEX」シリーズから新商品と関連WEBサービス2種を発表した。

近年、アパレル業界だけでなく、世界的にIT・デジタル化が進み、さらには新しい生活様式におけるテレワークや在宅勤務が急増するなど、勤務形態が確実に変化している。

そのような時代に対応する2020年10月発売予定の「SDS-ONE APEX Fiz」は、従来の「SDS-ONE APEX」シリーズの強みはそのままに、多様化する勤務形態にフィットするソフトウェアのサブスクリプションサービス。

簡易版の「Design Jr.」からフルスペックの「Design Pro」まで5種類を用意。企画・デザインから配色検討、リアルなファブリックシミュレーション、製品の3Dバーチャルサンプリングまで作成可能で、作成したデータはニットメーカーに転送すれば生産プログラムに変換することができ、リードタイムを削減しつつ、より正確なモノづくりを実現できる。

2020年9月に開始予定の「yarnbank」は、世界の糸情報を検索できる世界初のウェブサービス。糸メーカーが参画して、各社の最新の糸情報や糸のデジタルデータを提供、ユーザー登録すれば無料で自由に閲覧(糸メーカーは別途契約が必要)・検索をすることができる。さらに、「SDS-ONE APEX Fiz」でのバーチャルサンプリングに活用できる糸のデジタルデータもダウンロード可能だ。

これまで糸をスキャンしてシミュレーションに使用していたユーザーは、yarnbankを通じて簡単に糸データを取得できるという。アパレルやニットメーカーなどは、バーチャルサンプルを作成する際に、架空の糸ではなく実際に購入可能な糸を用いたシミュレーションが行えるので、生産に即したリアルなバーチャルサンプリングが容易に実現できるそうだ。

また、「SDS-ONE APEX」シリーズ用のeラーニングシステムとなる「SHIMANAVI」が2020年10月に登場。ユーザーは都合の良いタイミングやペースで講習が受講でき、テレワーク/在宅勤務などの新しい勤務形態にもマッチしている。さらに多言語対応し、ユーザーのニーズに合わせたさまざまなコースを用意する予定だ。End