ソニーCSL、音楽家の成長を支援
世界初の身体教育と芸術教育のプログラムをスタート

ソニーコンピュータサイエンス研究所は、音楽芸術活動に携わるアーティストの成長を支援する「ミュージック・エクセレンス・プロジェクト」を立ち上げた。このプロジェクトでは、10代のピアニストを対象とした身体教育と芸術教育を包括的に提供するアカデミープログラムを2020年8月1日(土)より展開している。

音楽表現の高みを追求し、技術と精神両面の持続的向上につなげる包括的なピアノ教育プログラムは、世界初の取り組みとなる。

一般的に、音楽家が聴衆の心を震わせる音楽を奏でるためには、幼少期からの膨大な訓練が必要とされている。このため、練習過程で身体を痛める人や、心理不安を発症し、音楽家として演奏活動の継続が困難となる例は少なくないそうだ。

そこで、同プログラムは、ピアニストがそのような心身の課題から早期に解放されて、音楽表現の探求に専念できるようにすることを目的に、身体教育と芸術教育を合わせて実施。

身体教育では、脳や身体の働き(機能)や適切な身体の使い方(技能)、効果的な練習法、怪我や心理不安の予防法などを学び、芸術教育では音楽に関する国際標準の解釈や、音楽表現の学習と探求を支援する。

▲ ミュージカル・ディレクター:ディーナ・ヨッフェ

芸術教育プログラムでは、世界的ピアニスト ディーナ・ヨッフェ(Dina Yoffe)をミュージカル・ディレクターに迎えた国際水準の教育を、国際舞台での経験豊富な6名のピアニストとともに提供する。End