中国の建築事務所100architectsが考案した「High Loop」
全長1kmの橋を大胆で明るい空間にデザイン

▲ © 100architects

中国の建築スタジオ 100architectsは、中国・上海を流れる河川・呉淞江(蘇州河)に架かるカラフルな歩道橋「High Loop」のコンセプトデザインを公開した。

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市内の閘北区と静安区を結ぶ歩道橋を改修する提案で、この川に架かる数ある橋のなかでもアイコニックなものとなる。

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「High Loop」は全長1kmにもおよび、高架式のプラットフォームとして都市のユニークな景色を提供する設計案で、現在は他の橋と比べるとそれほど評価されていないが、100architectsによれば上海のランドマークになるユニークさと可能性を秘めているのだそうだ。

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そこでまず、橋の路面をグレーのアスファルトではなく、大胆で明るいカラーリングにし、人目を引くような高架式のランドマークへと改装。色ごとに通路を分けることで、ただ橋を渡るだけでなく、多様なリズムやペースの重なりを感じることができる。

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中央を走るまっすぐなライムグリーンのレーンには、自転車やバイクなどのスピードが出るものが走り、曲がりくねったマゼンタのレーンでは、歩行者はゆっくりと歩くことができ、上海の景観と呉淞江の眺めを楽しむことができるだろう。

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落ち着いたシアンブルーのスペースでは、人々は立ち止まったり休んだりすることができ、出会いや集いの場にもなる。展望デッキからピクニック広場、ラウンジエリア、ミニ集会場にいたるまでがシアンブルーのゾーンに収まり、そこにはイエローのストリートファニチャーを設置する。

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さらに、プランターを置くことで、緑を提供しつつ、速度を出す車両と歩行者とをはっきりと区別し、シアンブルーのゾーンには、夜間のポップアップマーケットや露店が出せるスペースも残している。End

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