原研哉、都会に佇む神宮の神秘性を表現した
明治神宮ミュージアムのシンボルマークをデザイン

鎮座百年祭記念事業の一環として開館した、東京都渋谷区代々木の「明治神宮ミュージアム」。明治神宮の祭神である明治天皇と昭憲皇太后にゆかりのある品々を展示している。

建築設計は建築家・隈研吾が手がけ、原研哉がVIデザイン、サイン計画、展示グラフィクスを担当した。

シンボルマークは明治神宮の「明」の文字から作成。「日」と「月」の組み合わせでできている「明」の文字を中国の古代文字にならって再現し、都会に佇む神宮の神秘性を表現している。

このシンボルマークでは、四角い造形の中にぽつんと円形の要素を配置。このような構成は、人が展示物に向き合うミュージアムの空間にも呼応しているという。

また、常設展示されているバナーは、明治神宮で行われる行事や日々の習慣を百年、一年、一日、一刻という4つの視点などを用いて明快に表示。明治神宮の歴史や日々の営みがわかりやすく理解できるデザインとなっている。End