ベンツとヴァージル・アブローの初めてのコラボレーション
すっきりしたスタイルのSUV「Gクラス」が登場

このサイトでも以前お伝えした、メルセデス・ベンツヴァージル・アブローの初めてのコラボレーションとなる特別モデルの「Gクラス」が公開された。

エクステリアはGクラスのアイコニックなシルエットを強調するため、できる限りすっきりとさせ、モノリシックなものとした。さらに、紙やすりを使って手作業で磨いたりするなど、時代を超越するシンプルさを表現。ウインカーやサイドミラー、バンパーはすべて取り外し、スポーティな印象のためにボディはワイドで低くしている。

また、インテリアはありがちなSUVよりもレーシングカーをモチーフに改装。パイプフレームを強調しながら、ダッシュボードなどは削除。クラシックカーのようなアナログのスピードメーターと燃料ゲージに対して、ハンドルとシートはF1マシンのようなデザインを採用した。真っ白な内装に映える水色や赤は、レーシングカーの要素に使われているという。

アブローは、「メルセデス・ベンツとの今回のプロジェクトでは、私自身のデザインの力を試すことだけでなく、若手のアーティストやエンジニア、デザイナーに現在の状況に疑問を投げかけることを目標にしています」と語る。

「私としては、メルセデス・ベンツや私自身が手がけるVirgil Abloh™『ポストモダン』奨学金を通じて、次の世代に機会や成功の足がかりを提供することが何よりも大切なのです」。

なお、同モデルはサザビーズの「Contemporary Curated」でオークションに出品され、2020年9月14日(月)より事前入札が開始。収益のすべては国際的なクリエイティブコミュニティを支援する慈善団体に寄付されるそうだ。End