羽田空港横に「HANEDA INNOVATION CITY」が誕生
スマートシティ形成に向け先端技術の実証実験を開始

▲ 位置情報表示イメージ

羽田みらい開発が幹事を務める「羽田第1ゾーンスマートシティ推進協議会」は、国土交通省スマートシティモデル事業において「先行モデルプロジェクト」に選定されており、先端的技術の早期実装に向けた実証実験が2020年9月18日(金)より開始される。

羽田空港横に新たに誕生する都市「HANEDA INNOVATION CITY」(略称:HICity(エイチ・アイ・シティ))は、京浜急行電鉄・東京モノレールの「天空橋駅」に直結する延床面積約 13 万m2超の大規模複合施設。

▲「3D K-Field」の表示画面

羽田みらい開発と東京都大田区が官民連携で開発する「先端」と「文化」の2つをコア産業とするまちで、大田区が抱える多様な地域課題を解決し、持続可能な都市とするための実証的取組を行うテストベッドとして、このスマートシティが形成されることになった。

今後の主な取り組みとしては、9月18日より「人流・モビリティ・ロボット等の施設内リアルタイム情報の可視化」や「IoT を活用したトイレの空き状況表示」を開始。

▲ 導入する自律走行バス(NAVYA社「NAVYA ARMA」)

さらに、スマートモビリティの実装に向けた取り組みとして、国内初となる「特別装置自動車の自律走行バスとしての定常運行」、「歩者混在空間における自律走行低速電動カートの走行」、「複数車種の自動運転モビリティを対象とした遠隔監視システムの導入」、「自動運転技術を活用したパーソナルモビリティの提供」なども行われる。

▲ 自律走行低速電動カート

▲ 自動走行・衝突回避機能を備えた WHILL 自動運転パーソナルモビリティ

そのほか、「アバターロボットを活用した遠隔地(大田区)の観光体験サービスの展開」、「警備や配送業務などの施設管理業務へのアバターロボットの活用」、「異種ロボットの複数制御システムの導入や施設管理業務の効率化」も合わせて実施される見通し。各種イベントの開催も予定している。End

▲ アバターロボットを活用した遠隔観光イメージ

▲ アバターロボットを活用した施設警備業務イメージ