シドニーの鉄道をイメージした
アートインスタレーション「Interchange Pavillion」

▲ Photography:Josh Raymond

オーストラリア・シドニーのSouth Eveleigh地区にある「Village Square」にこのほど、アーティストで建築家のChris Foxが手がけた新しいインスタレーション「Interchange Pavillion」が登場した。

▲ Photography:Josh Raymond

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アートと建築のあいだにあるコンセプトや素材の境界を問うような、大規模なパブリックインスタレーションを制作するChris Fox。歴史的建造物に認定されたウィンヤード(Wynyard)駅の1930年代の歴史ある木造エスカレーターを使い、空中に浮かぶループ状のインスタレーション「Interloop」を創り上げたことでも知られている。

▲ Photography:Josh Raymond

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一方、今回の「Interchange Pavillion」は、この地区の鉄道の歴史に着想を得たもので、全長250mを超えるステンレス鋼のレールを組み上げ、15トンのガラス繊維強化コンクリートと1400枚のカットした硬材を使用。350平米におよぶアートインスタレーションが完成した。

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Photography:Josh Raymond

アーチ状の外観は鉄道のポイントをイメージしているそうで、線路が集まってくるような出会いの場所、道が交差するような交流の場所となることを目指した。そして、線路は地面から立ち上がり、頭上でアーチを描いて合流することで、包み込むようなボリュームとなっている。

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Photography:Josh Raymond

Chris Foxは、「レッドファーン(Redfern)駅、キャリッジワークス、The Locomotive Workshopsといった周辺エリアを通る線路には、独特の形状をしたポイントがあることに気づきました。とりわけ、たくさんの線路に分岐しているポイントに着目しました。ポイントは、この場所で起こったありとあらゆるストーリーや道筋、軌跡をたどることができるものです。このアート作品を通じて、訪れた人がこうした歴史を振り返ったり、各自が将来への旅に出る前に集まれる場所になればと思います」と語っている。End

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Photography:Josh Raymond

▲ Videography:Josh Raymond