NEWS | ファッション
2020.10.15 16:26
ニットファクトリーの米富繊維は2020年10月8日(木)より、1952年の創業以来培ってきたニットづくりの技術を活かしながら、改めて「セーターとは何か?(WHAT IS A SWEATER?)」を問い直し、新たな価値を提案する新ブランド「THIS IS A SWEATER.(ディス イズ ア セーター)」をスタートした。
同社の本社がある山形県山辺町は、かつて「ニット産業の町」と呼ばれ栄えたが、やがて時代のなかで衰退、現在はその面影も薄い状況だという。
そのなかで、高度なニットテキスタイルの開発技術などを研ぎ澄ませながらセーターを編みつづけてきた同社は、「持続可能性」が地域社会のテーマとなる時代にふさわしいセーターを提案するニットファクトリーブランドを構想。
こうして誕生した「THIS IS A SWEATER.」のブランド・キーワードは、「イノベーション」と「コラボレーション」。
これまでの長い歴史で蓄積してきた技術や経験をもとに、地域に今なお残る人の技術やリソースを生かしながら、新しい素材や新しい技術を積極的に取り入れ、異業種の企業や人やブランドと積極的に協業することを目指すそうだ。
ブランドシリーズの第1弾として販売を開始したのは、「A1: A SWEATER IS ORDINARY.(セーターはふつうのもの)」。
軽くてふわっと膨らむスポンディッシュな性質でセーターらしい素朴な風合いをもつフレンチメリノに、繊細でソフトなカシミヤという相反する性質の素材をあえて掛け合わせ、ふんわりとしているのに上質なヌメリも合わせ持つ、これまでにはなかった見事な触り心地を実現した。
なお、同シリーズは「THIS IS A SWEATER. ONLINE STORE」にて販売しており、10月中旬よりセレクトショップTHE SHOP 4店舗でも販売するそうだ。