NEWS | インテリア
2020.10.19 17:31
豪タスマニア州ホバートを拠点とする家具と照明のデザイナー Duncan Meerdingは、さまざまな素材を使いながら、タスマニアの美しい広大な自然にインスパイアされたプロダクトをデザインしている。
なかでも室内でも屋外でも使える照明「Stump」は、同氏が手がける幅広い作品のなかでも自信作であるそうだ。
文字通り「切り株」という意味のStumpは多機能ライトで、ムードライとしてだけでなく、テーブルやスツールとしても使えるという。
木材は、サステナビリティや環境への配慮から、燃やされて廃棄されるだけのものを再利用。切り株のあいだから漏れる暖かみのあるイエローの光は、燃やされたときの炎を表現している。
また、光と影の具合や光の拡散も彼のデザインプロセスにとって重要だと語る。というのも、彼の視力は5%以下しかなく、さまざまなオブジェクトの周りから発している光のビジョンが、彼のデザインにおいてもうひとつの感覚世界を表しているからである。