WPP/Kantarの年次調査による
日本のブランドランキングTOP50が発表

WPPKantarは、世界におけるブランド価値を測る年次調査「ブランドZ 世界で最も価値のある日本ブランドランキングTop 50」を発表した。

2020年も首位はブランド価値総額284億ドルのトヨタNTT(203億ドル)が昨年比1%増の2位を維持し、ソニー(120億ドル)が昨年比3%増で3位となった。

トップ50全体のブランド価値は、昨年より9%減少して2,029億ドルで、エンターテインメントとテクノロジーのカテゴリーでは成功するブランドも出現。消費者が自宅での交流を好んだこともあり、エンターテインメントのカテゴリーは19%も増加したという。

人々が家で過ごす際に求めるパーソナルケア(+7%)、ホームケア(+5%)、通信プロバイダ-(+3%)でブランド価値が上昇。一方で、自動車(-10%)、小売(-9%)、テクノロジー(-8%)は、いずれもトップ50全体のマイナス9%と同程度の下落となった。

このランキングによると、成功するブランドとそうでないブランドの違いは、「差別性」と「信頼」の指標に差があることだそうだ。

また、2021年に延期されたオリンピックは、日本のブランドが世界中の人々の目に触れる機会をさらに増やし、コロナウイルスの大流行から脱却した世界にとって、希望、回復力、創意工夫、一体感の象徴にもなり得るとしている。End