TOKYO ART BOOK FAIRは、東京都現代美術館をインスピレーション源としたバーチャル空間で「VIRTUAL ART BOOK FAIR（VABF）」を、2020年11月16日（月）から11月23日（月・祝）まで開催する。

会期中には、東京都現代美術館（11月17日から23日の期間中）と有楽町の「micro FOOD & IDEA MARKET」の2箇所をVABFと参加者がつながる拠点として、「REAL EVENTS」も用意する。

2009年にスタートしたTOKYO ART BOOK FAIR（TABF）は、毎年国内外から独創的なアートブックを作る出版社、ギャラリー、アーティストたちが東京に集まり、来場者とのコミュニケーションを図りながら、印刷物の新たな表現を提示するプラットフォーム。

今回はバーチャルという新たな領域に、来場者とオンライン上で交流しながら印刷物の魅力を伝える出展者ブースが並び、レクチャーやトークショー、サイン会なども行われる。

▲EXHIBITION 1: “Best Dutch Book Designs”

▲EXHIBITION 2: “Dutch Artists’ Book: Then and Now”, photo by Shinji Otani

さらに、今年のゲストカントリーであるオランダの出版文化を紐解く企画として、「Best Dutch Book Design」の2019年の受賞作品を紹介する展示や、オランダのアートブックシーンを牽引するデザイナーやアーティストらのインタビューとともに、彼らが影響を受けた本と手がけた印刷物を展示する「Dutch Artists’ Book: Then and Now」などを開催する予定だ。

▲EXHIBITION 3: fanfare “Unlearn, Display, Connect”

▲EXHIBITION 4: Rafaël Rozendaal “Shadow Objects Sculpture Park” © Rafaël Rozendaal

また、東京都現代美術館にはVABFの楽しみ方を案内する体験コーナー、クラウドファンディングプロジェクト「VABF KIOSK」のリターンアイテムが並ぶブースが設置される。VABFのインスピレーション源である東京都現代美術館のなかでVABFを閲覧するのは、リアルとバーチャルが交差する新しい体験になるだろう。

＊動画の内容は開催期間中の仕様とは異なる点があります。