NEWS | プロダクト
2020.11.20 15:15
広島県・呉で創業90年を迎える文進堂 畑製筆所は、川尻筆伝統工芸士による「パウダー専用化粧筆」を発表した。
新たに制作する化粧筆は、「いい化粧筆を使いたい」というニーズがあるプロから一般層をターゲットに制作。
コンセプトは「世界的に希少な天然毛を贅沢に使い、素肌のような透明感を叶える、本能が求める化粧筆」だ。
しかし近年はワシントン条約で原料が輸入禁止になり、原料不足による原毛価格の高騰が顕著だった。そこで、中小企業庁が主導する「JAPANブランド育成支援事業」の採択を受け、原毛の問題を解決。
今回は川尻筆の技法「先ズラシ」を使って、フラットな形状でも美しいグラデーションが可能で、直線的な濃淡も可能な新感覚の穂先を実現した。
化粧筆のカラーは白:淡雪、赤:ルージュ、黒:暁の3色で展開している。