荷物と一緒に想いを届く
「母からの仕送りシール」が商品化

東京ミッドタウンは、主催するデザインとアートのコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD(東京ミッドタウンアワード)」の2017年度準グランプリ作品「母からの仕送りシール」の商品化を決定した。

同商品は、2020年12月19日(土)より「mt lab.」蔵前・大阪の2箇所にて試作販売される。「TOKYO MIDTOWN AWARD」の受賞作品で商品化した作品は、今回で18作品となった。

2017年度の同コンペは「TOKYO」がテーマで、1,162作品の応募から準グランプリに輝いた「母からの仕送りシール」は、「割れ物注意」などのステッカーのようだが、よく見ると地方で暮らす母親から我が子を気遣うさまざまなメッセージが書かれている作品。遠い故郷から仕送りだけでなく想いも運ぶシールである。

▲イメージ。実際の商品と一部異なる部分あり

同商品をデザインした山中桃子は、「他人と触れ合うことを躊躇したり、気軽にコミュニケーションを取り辛く感じる中でも人との繋がりを得られるものを作りたいと思い、今回の制作に至りました」と語る。

そして「身体を気づかう「要休養」、配送業者さんを労う「配達感謝」、そして母に限らず父や祖母からなど、自由にメッセージを書けるシールも新たに加えました。手紙を書くのは照れくさいけれど、さりげない形で思いを添える手助けに。そして親しい人との時間を今まで以上に大事に思うきっかけになれば幸いです」とのコメントを寄せている。End