カシオ計算機、薬剤師、看護師、栄養士向けに
「専用計算電卓」をデザイン

▲左からSP-100PH、SP-100NU、SP-100DI

カシオ計算機は、新たな電卓市場を切り拓くジャンルとして、職種ごとの特殊な計算式をプリセットし、計算業務の負担を軽減する「専用計算電卓」を発表した。その第1弾として、薬剤師、看護師、栄養士に特化した「SP-100PH/SP-100NU/SP-100DI」を2021年1月22日(金)より発売する。

薬剤師電卓「SP-100PH」には調剤で使用する力価計算、看護師電卓「SP-100NU」には点滴をする際に必要な滴下計算、栄養士電卓「SP-100DI」には栄養指導に必須の消費エネルギー計算などの計算機能をそれぞれ搭載。

▲薬剤師電卓「SP-100PH」の専用計算キーと日本語表示の液晶

上段に設置した専用計算キーで計算式を選び、日本語で分かりやすく表示される項目に従って数値を入力していくと、答えを算出できる。専門的で複雑な計算を簡単に行え、計算回数も減らせるため、計算ミスの低減や業務の効率化につながるとしている。

▲看護師電卓「SP-100N」搭載、総輸液量500mlを6時間で投下する場合の滴下数計算(輸液量から)

専用計算電卓は、同じ筐体にフレキシブルなソフトを搭載することで開発コストを抑え、それぞれの業務に最適な独自モデルの開発が可能になった。今後、さらに他の職種へのモデル展開も広げていく予定だ。End