森や木と触れ合い、遊びながら学べる施設
岐阜県の「ぎふ木遊館」と「森林総合教育センター」

▲morinos(外観)

岐阜県は2020年7月、森や木と触れ合い、遊びながら楽しく学べる施設「ぎふ木遊館」と「森林総合教育センター(morinos (モリノス) ) 」を岐阜市にオープンした。

▲ぎふ木遊館(外観)

森林率全国2位を誇る岐阜県では、木と共生する文化を次世代につなぐため、「ぎふ木育30年ビジョン」を策定。幼児から大人まで幅広い年齢層を対象として、森や木からの学び「ぎふ木育」の取り組みを進めている。

その一環ととして、木育の総合拠点「ぎふ木遊館」と森林教育の総合拠点「森林総合教育センター (morinos) 」を開設。いたるところに岐阜県産の木材を取り入れ、子どもから大人まで森や木に親しみ、森林とのつながりや森林文化の豊かさを学べるさまざまなプログラムを展開している。

▲ぎふ木遊館(内観)

▲morinos(内観)

ぎふ木遊館には、「ぎふ木育」を伝える指導員等が常駐しており、9種類の大型木製遊具や100種類以上の木のおもちゃを常備するほか、木育プログラムが体験できる木工室や、県産材を使った商品等を販売する木育ショップなども併設。

▲ぎふ木遊館

一方、森林総合教育センター(morinos)は、すべての人と森をつなぐ「森の巣=morinos(モリノス)」がコンセプトで、建物の意匠原案は建築家・隈研吾が、基本・実施設計は岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオが担当。

▲森林総合教育センター(morinos)

0歳から100歳まで、森林に親しむことができるさまざまな切り口の体験プログラムを提供するほか、敷地内の広大な自然のなかでの散策や、工作やたき火、広場に常設した炊事場での料理など、森について楽しみながら学べる施設となっている。End