アートローグ、3DVRのバーチャルツアーを提供する
プラットフォーム「ARTLOGUE VR」をリリース

▲十和田市現代美術館 3DVR ドールハウス表示

アートローグは、文化庁の文化芸術収益力強化事業「美術館展覧会の3DVRコンテンツ 有料化による収益力強化事業」の一環で、展覧会の3DVRのバーチャルツアーを有料公開するプラットフォーム「ARTLOGUE VR」をリリースする。

同事業では、青森県の十和田市現代美術館の美術館内の常設作品、モリムラ@ミュージアム「北加賀屋の美術館によってマスクをつけられたモナリザ、さえも 」の2展を公開。

▲十和田市現代美術館 アナ・ラウラ・アラエズ《光の橋》

▲モリムラ@ミュージアム 入り口

3D空間内で森村泰昌や鷲田めるろ館長、学芸員の解説ビデオが視聴でき、まるで美術館にいるように作品を楽しめるスムーズな導線と鑑賞体験が可能だ。

2020年は、多くの美術館やアートフェア、ギャラリー等がオンラインビューイングを無料公開したが、公開には資金的、技術的負担がかかり、サービスの長期的な無料提供は現実的ではなかったという。

そこでアートローグは、オンラインビューイングの有料化による、国内外問わず提供でき収益を伴う新たな展覧会3DVRのプラットフォームを提供することとなった。

またARTLOGUE VRは、研究者や学芸員にとって貴重な美術館の展示アーカイブになり、今後、マルチリンガルやリッチコンテンツ化により美術館の新しい収益コンテンツとすることで、美術館の新たなビジネスモデルを創出するとしている。End