NEWS | 建築
2021.01.19 16:20
大豊建設は、集中的な大雨による水害から都市を守る地下貯留施設「アンダー・リバー」を紹介するコンセプト動画と特設サイトを公開した。
交通網が発達し、数百万の人が生活する大都市には、大都市特有の災害が存在する。雨水の浸水などの「都市型水害」は近年、都市インフラの課題のひとつとなっている。
アスファルトやコンクリートで覆われている都市では、行き場を失った雨水が地表に溢れ、都市機能を麻痺させることもある。こうした「都市型水害」から都市を守るのが地下にある貯留施設だ。近年は局地的な集中豪雨が頻繁に発生しており、貯留施設の重要性はさらに増している。
同社はこれまで数多くの地下貯留施設を手がけており、都市部の複雑な地下空間に対応するために、独自に開発した泥土加圧シールド工法や泥土加圧推進工法など、さまざまな技術も開発してきたという。
そこで今回は、普段は見ることができない東京の地下30mにある貯留施設を舞台に、都市型水害から暮らしを守る「アンダー・リバー」のコンセプト動画と特設サイトを制作。
地下30mから上がってくる演出からはじまり、地下貯留施設の写真を活かした構成を採用。Galleryでは実際に地下空間を体験するような設計となっている。また、近年の1時間あたりの降雨量の推移や東京都のリアルタイム雨水量もレポートしている。