「LEXUS DESIGN AWARD 2021」入賞作品発表
より良い未来を創造する革新的な6作品を選出

▲作品名「CY-BO」:生物の細胞の接合から着想を得た新しい梱包材で、ピースを組み合わせることで、さまざまな形状に変化させることができる。

LEXUSは、全世界の次世代を担うクリエイターを育成・支援する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2021」の入賞作品を発表した。

通算9回目を迎える今回は、世界66ヶ国/地域から2,079点の応募があり、そのなかから入賞作品として6作品が選ばれた。

▲「CY-BO」を手がけた阿部憲嗣(日本)

審査員のグレッグ・リンは、「2020年は気候変動や世界規模の感染症が発生した未曽有の年でしたが、変化の多い現代から未来を見据え、起こりうる課題に対応する作品が多数集まりました。入賞6作品に限らず、全体を通して特に人間らしさや個人の想いが詰まった作品が多かったことが、印象的でした」とコメント。

▲作品名「Heartfelt」:相手の体温や鼓動を遠距離通信デバイスを通じて感じることで、ひとりでいることの不安や精神的なストレスを解消する。

▲受賞者名:ゲイル・リー(ニュージーランド/活動拠点:ニュージーランド)&ジェシカ・ヴェア(トンガ/活動拠点:ニュージーランド)

▲作品名「InTempo」:他者の前や公の場での精神的な不安(社交不安障害など)に苦しむ人を支援するための手袋。

▲受賞者名:アリーナ・ホロヴァチュク(ウクライナ)

▲作品名「KnitX」:デジタル編み物に光学活性糸、導電性糸、合成糸を組み合わせた機能性テキスタイル。

▲受賞者名:イルマンディ・ウィチャクソノ(インドネシア/活動拠点:米国)

▲作品名「Solar Desalination Skylight」:海岸沿いの生活インフラが整っていない地域において、豊富な太陽エネルギーと海水を利用し、飲料水と拡散光を生み出す装置。

▲受賞者名:ヘンリー・グロガウ(ニュージーランド-オーストリア/活動拠点:デンマーク)

▲作品名「Terracotta Valley Wind」:夏場に地下鉄の駅構内を冷却させ、エネルギー消費を削減するテラコッタ製の蒸発冷却システム。

▲受賞者名:Intsui Design(シンガイ・カク、ホカ・セイ、イチライ・ロ、ウ・チョウ)(中国/活動拠点:日本)

6組の入賞者は1月中旬に行われた、ジョー・ドーセットサビーネ・マルセリスマリアム・カマラスプツニ子!の4名のメンターによるオンラインワークショップに参加。

入賞者はこのワークショップを皮切りに約3ヶ月の間、メンターの継続的な指導を受けながら自身のアイデアを具現化したプロトタイプを制作。2021年4月に最終アイデアを審査員に向けてプレゼンテーションを行い、グランプリが選定される予定だ。End