デンマーク発のアート&サイエンスの雑誌「プレソラマガジン」
厳選した思想やアートワークが ANB Tokyoにて展示

アート&サイエンスの雑誌「プレソラマガジン」(PLETHORA MAGAZINE)最新10号と、バックナンバーから選りすぐりの思想やアートワークを紹介するエキシビション「PLETHORA MAGAZINE #10 時を超えるアート&サイエンスマガジン展 – 人智を超えるもの」が、東京・六本木のANB Tokyoにて、2021年2月11日(木・祝)から2月21日(日)まで開催される。

デンマーク・コペンハーゲン発の中世から現代までの時を紡ぐ「プレソラマガジン」は、崇高かつ洗練されたビジュアルと50x70cmの大判サイズ、インド・ヒマラヤの麓から始まった歴史ある印刷所「ナラヤナプレス」の先端プリント技術によるアートマガジン。存在そのものが芸術作品と称される雑誌である。

同誌は毎号、「エーテル」「月」「オートマトン」など生命のルーツ、人類学、機械に抱く想像力と幅広いテーマを設定。現代アート作品から17世紀の博物図譜まで、世界各国の詩的な美しさと物語をビジュアルから喚起している。

今回は最新号やバックナンバーの販売のほか、10号の特集テーマ「ティアー・マニア(神々の怒り)」にひも付いたトークショーなどを展開する。

神々は、ときに芸術的なインスピレーションと創造性をもたらし、またときに人類に大きな試練をもたらす存在にもなるという。そこで2020年末に発行された今号では、「パンドラの箱」をひらくように、パンデミックと科学の歴史にはじまり、人智を超えるものと人類がどう向き合ってきたかを紹介。

▲Microscope which belonged to Hans Christian Gram (1853–1938)

▲Microscope slides for teaching made infectious disease visible and neatly boxed up.

▲Butoh – Kazuo Ohno, The Butterfly Dream Series.
Photo by Eikoh Hosoe, 1994.

顕微鏡写真の並ぶ巻頭では、未知のウイルスに対して近代科学がどう対峙してきたかの軌跡をたどる。また、科学が光を当てたことで影になったものを考え、その示唆として、イヌイットの儀式、大野一雄や土方巽らの暗黒舞踏(BUTOH)を特集し、人間が自然や身体といかなる対話を行ってきたかを問いかける。End

PLETHORA MAGAZINE #10 
時を超えるアート&サイエンスマガジン展 – 人智を超えるもの

会期
2021年2月11日(木・祝)~2月21日(日)
13:00~19:00(土日祝~20:00)
※下記サイトより事前予約制
会場
ANB Tokyo 3F-4F(受付:2F)
詳細
https://plethora10.peatix.com/view