耳から生態情報を検知し操作を実現
耳飾り型コンピュータ「イアラブル」

角川アスキー総合研究所は、ウェブサイト「InnoUvators」にて耳に装着するコンピュータ「イアラブル(earable)」についてのムービー「耳飾り型コンピュータ:Ear Ornament Computer」を公開した。

耳飾り型コンピュータ「イアラブル」は、耳からさまざまな生態情報を検知するウェアラブルデバイス。瞬きや奥歯の噛み締め、舌の動きなどでハンズフリー操作を実現するものである。

さらに、イアラブルを通じて方位や脈拍、温度、湿度、皮膚ガス、咀嚼などを計測し、そのデータをリアルタイムにスマートフォンで参照することも可能。これにより、食事中に子どもや高齢者がきちんと噛んでいるか、ダイエット中の方がその目的に適した咀嚼をしているかといった用途にも活用できるそうだ。

また、「異能(Inno)vation」は、既存の常識にとらわれず、独創的なことを考え、自ら実行する異能なチャレンジを支援するプログラム。その一環として、複数言語に対応したウェブサイト「InnoUvators」において、同プログラムの卒業生たちが挑戦した画期的な技術の情報を随時発信している。

今回公開されたムービーでは、安田女子大学家政学部造形デザイン学科の谷口和弘教授が手がける「イアラブル」が実現する、従来にはない操作性や技術課題の達成を中心に紹介している。End