展覧会「片山利弘 ― 領域を越える造形の世界」が開催
50年以上におよぶ創作活動の全貌に迫る

▲コラージュ《Blue Star》1964 年

武蔵野美術大学 美術館・図書館は、展覧会「片山利弘-領域を越える造形の世界」を2021年4月5日(月)から6月20日(日)まで開催する。会期中にトークイベント等の開催も予定している。

戦後日本のデザイン創成期に主導的な役割を果たし、後に制作の場をスイス、アメリカと海外に求めた片山利弘(1928-2013)。

▲大原美術館本館 レリーフ彫刻《正方形へ、光と石の対話》 (片山利弘・作 和泉正敏・協力)1991 年

同展は、デザイン、絵画、彫刻、そして巨大な建築空間での立体表現と、領域の枠組みにとらわれずに活躍し、グローバルに生きた片山の50年以上におよぶ創作活動の全貌に迫るはじめての機会となる。

▲JT 本社ビル 銅板レリーフ壁画《さあ、鳥たちよ・・・》1995 年

▲三井住友海上千葉ニュータウンセンター 壁面レリーフ《線映》1994 年

▲キャンバス《三思の門》1989 年

独学で学び、日本で発表した初期のグラフィック作品をはじめ、スイスにわたり製薬会社ガイギー社で携わった広告デザイン、アメリカのハーバード大学カーペンター視覚芸術センターでのデザインと教育の仕事、そして1980年以降の日米を行き来しながら続けたそれまでの創作をさらに発展させた「領域を越えた造形」を紹介する。End

▲製品カタログ「Nikon F」1961年頃 所蔵・画像提供:日本カメラ博物館

▲製品案内「Micoren® Geigy」1963-65年

▲雑誌表紙『Graphis』No.124 1966年

▲DM「Tégrétol® Geigy」1963年頃

▲マグネット《Poem by Four Squares- Changeable Picture》1965年頃

▲シルクスクリーン《Up or Down》1975 年

▲キャンバス《Entangle on Green》1975年

▲シルクスクリーン《G. S. D-Red》1971年

展覧会「片山利弘-領域を越える造形の世界」

会期
2021年4月5日(月)~6月20日(日)入館無料
10:00~18:00(土曜、祝日、特別開館日は17:00閉館)
※会期などは変更になる場合あり。
休館日
日曜日、ただし6月13日・20日は特別開館日
会場
武蔵野美術大学 美術館・図書館
詳細
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/16441/

▲片山利弘