車いすの可能性を広げる「Revolve Air」
手荷物として機内に持ち込めるデザインを提案

▲© 2021 Andrea Mocellin

自由に移動したり旅行したりすることは、多くの人にとって当たり前のことと思われがちだ。しかし、車いすを利用する人には、電車やバス、飛行機に乗るときなど、日常生活においてまだまだ困難があり、誰かのサポートを必要とすることもしばしばだとされる。

そこで、ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動するデザイナーのAndrea Mocellinが、まったく新しいデザインの車いすのプロトタイプ「Revolve Air」を開発した。

▲© 2021 Andrea Mocellin

丈夫で安心して乗ることができ、なおかつ機能的な「Revolve Air」は、コンパクトに折りたたむことが可能。車のトランクに積み込んだり、飛行機の機内に手荷物として持ち込んだりできるので、通勤や旅行をするときにユーザーの負担を軽減してくれるという。

▲© 2021 Andrea Mocellin

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車輪は24インチと大きめだが、座面と背もたれを同時に折りたたむことで、従来の車いすと比べて、折りたたんだときのスペースは最大60%節約できるとしている。

▲© 2021 Andrea Mocellin

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また、「Revolve Air」独自のサービスとして、空港などにレンタルスペースを設置するそうで、ユーザーがスマートフォンを介して予約しておけば、旅行先で「Revolve Air」をスムーズに利用することができるとしている。

▲Copyright © 2021 Andrea Mocellin

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Mocellinは「Revolve Air」について、「空港でフライトの何時間も前に車いすを預ける必要はありません。大切な車いすが壊れる心配はありませんし、荷物が出てくるのを待つこともなくなるのです。トランクが大きい車に積み込まないですむので、ユーザーは小型車を運転したり、タクシーに乗ったりと、自由度が広がるのです」と語っている。End

▲© 2021 Andrea Mocellin

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