服選びの動作を再考する
デザインスタジオ Studio Wieki Somersが「selfie mirror」を提案

オランダ・アントワープのインテリアブランド「valerie objects」のために、同国のデザインスタジオ Studio Wieki Somers(スタジオ・ウィキ・ソマーズ)がハンガー用のミラー「selfie mirror」を手がけた。

朝ベッドから出て、まずは自分の姿を鏡でチェックし、それからその日に着る服を決める人もいるだろう。毎日のなにげない行為だけれども、服選びはその日一日の気分を左右する大切な儀式でもあるのだ。

こうした服選びの一連の動作を再考するために作られたのが「selfie mirror」である。壁掛け型の円形の鏡の下部に細長い穴が開いており、そこにハンガーをかけることができる。

ハンガーや服を手に持ちながら鏡でチェックするのではなく、鏡に着たい服を掛け、自分の顔をそこに映しながらハンズフリーで服を合わすことで、その日の姿や気分にマッチしているかどうかを、少し離れた位置からしっかりと確かめられるのだ。

場合によっては、靴も一緒に合わせてみるといいだろう。ウィキ・ソマーズは「お気に入りの服をこの鏡に掛けてみてください。そうすれば、その服が合っているかどうか客観的に想像することができるでしょう」と語っている。End